9.12.2014

8月マティ


旧暦の8月10日から3日間はマティというお祭りで、
8月11日が1年で最も悪いそうです。
踊って唄って厄を払い、健康と安全を祈願する。
祭りの時に仕事をすると、おじい曰く「死ぬ」そうです。
偶然にも滞在期間中と重なっていて、
貴重な行事を拝見させていただきました。
神人たちが円陣なして踊り、
最後はみんなでカチャーシーで盛り上がりました。


突然のスコールの後は虹が。


祭り2日目、ヨーカビー(妖怪日)
集落と聖域の間で祈りを終えてきた神人を迎えて、
夕方から久高殿でお祭り。


魔除けのスバサシ
ススキと桑の枝を束ねたものが飾られています。



祭り3日目、テーラガーミ(太陽神の祭り)
朝、50歳〜70歳の男性(ウプシュ)が追い込み漁に出ていき、
帰ってから一斉にさばく。
「今年は大漁だよ〜〜!食べてみてごらん。おいしいさー。」
と、獲れたての魚をいただく。
ありがたい。


夕方、ハンチャアタイという天と地をつなぐ石の前で
着物姿でハチマキを締めた、ウプシュと外間根人がティルル(神歌)を唄う。
日の丸の扇子を持ち、
「テーラーガーミ.....テーラーガーミ.....」と唄いながら、練り歩く。



祭りが終わり、浜では子供達が相撲大会。
わたしはこくこくと変わりゆく夕焼け空を見ながら
黄昏れるのでありました。