祭りの期間中、北の聖地に足を踏み入れることは禁止されています。
マティが終わった翌日、聖地へ。
朝日が昇る前のイシキ浜。
ニライカナイへつながる聖地。
眼下に広がる広大な海は神々しくもあり、不気味であった。
なにかのメッセージなのか、
蝶がわたしの周りをクルクルヒラヒラ。
カーベル岬へ向かう途中にある、大きなガジュマル。
ガジュマルの木には、キジムナーという精霊が住んで
いると言われていて、本当にいそうな気がした。
いや、いる。
島の最北端、カベール岬へ。
琉球の創世神アマミキヨが降り立ち、国づくりを始めた地。
激しく岩肌にぶつかる波。
この辺りから雨が降って、雷も鳴ってきたので、
カベール岬をあとにして、フボー御嶽へ。
フボー御嶽は琉球の七大御嶽の一つであり、
男子禁制の地で、今は男女共に立ち入り禁止となっています。
また、人によっては強い霊気を感じ、倒れたり、近づけない人も。
私は霊感というものはないのですが、
御嶽に近づくにつれ不思議な体験をしました。
今まで、正常に動いていたカメラが作動しなくなり、
蜘蛛の撮影が最後となる。
フボー御嶽に到着してから、突如として雨があがり、
あたたかく包み込まれるような雰囲気に。
明らかに空気が違う。
自己紹介と感謝の気持ちをお伝えして、
去ると同時に再び雨が。
目に見えないものを見た気がした。
はっきりとは分からないが、何かのメッセージだと受け取り
神の領域から離れた。
翌日、カメラは魔法か、呪いから解けていくかのように
じわじわ復活。
神の仕業かな!